<NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト>魅力再発見!浜中町での”遊び”を考えるインターンシップ

2018年11月16日

浜中町の地元民、そして外からの観光客に愛される「霧多布湿原」を保全してきたNPO霧多布湿原ナショナルトラスト。浜中町を支える自然の恵みを大切にし、持続可能なまちを次世代へと引き継ぐために、霧多布地区を中心とした観光まちづくりについて考えるべく、霧多布の魅力を再発見する3日間のインターンシップに参加してきました。

今回、インターンシップの受け入れをしてくださったのは、トラスト事務所にて勤務されている“まめしば”こと柴田真由子さん。もともと浜中町出身で、高校と大学は町外に進学されましたが、やはり生まれ育った地元に貢献したいという思いから就職のため、大学卒業後に浜中町に戻ってこられたそうです。

今回、私にとって北海道の東側での滞在は初めての経験でありました。今まで札幌周辺しか訪問したことがなかったため、初めて霧多布湿原を見たときの異国感や感動は今でも忘れられません。インターンシップ1日目は、柴田さんのガイドの元、浜中町での観光について考えるべく、まずは奥琵琶瀬や藻散布沼といった町の各名所巡りやNPOナショナルトラストの活動についてのレクチャーをしていただきました。

そして、夕方は、浜中町で昆布漁師をしながら浜中町の海産物の魅力を伝えるべく、カヌーで霧多布湿原をガイドされている渡部貴士さんのサンセットカヌーを体験させてもらいました。運よく天気がよかったため、真っ赤に染まった空が映る湿原の水面鏡を見ながらの温かいコーヒーは最高でした。

そして夜は、ペンション「PORCH」隣の「やちぼうずカフェ」さんにて、町の方と交流会を開いてもらいました。霧多布地区の漁師さんや、姉別地区の酪農家さんなど個性豊かな方々との交流は首都圏に住んでいては体験できないもので新鮮で、各々が自身の熱い想いを持って浜中町をより盛り上げるべく、お仕事をされている様子がとても伝わってきました。

2日目は湿原センターさんにて、ミュージアムショップの配置換え、品物の精査を行いました。しばらく売り場所を変えていなかった、ということだったので、某大手衣料品店でのアルバイトの経験を活かし、子供目線、そして大人目線からどのように品物を陳列させるのが有効か、を検討しました。

また、各コーナーにコンセプトを設け、顧客のターゲットを絞るとともに、POPの内容も検討し、遊び心溢れる売り場にしてお客様にも一つのエンターテイメントとして楽しんでもらうためにはどうしたらいいか、を考えました。

そして午後は昼食も兼ねて、姉別地区で酪農を営んでいらっしゃる松岡さんご夫婦が切り盛りされているカフェ、「グレートフルファーム」さんにてチーズづくり体験をさせてもらい、まちづくりについての意見交換をしてきました。

松岡さんは、ご自身でオリジナルグッズを作成、販売されていたり、オリジナルのチーズを道外のお店に卸すため営業に行ったりと、ブランディングに力を注がれている方です。

それでも忘れないのが「浜中町」という名前を売り出して行くこと。浜中町の名前のシールも作成され、「そのデザインをもとに、道東でも共通のデザインができたら嬉しい。浜中町近郊の地域と一緒に道東を盛り上げていきたい」と熱く語られていました。

チーズづくりの後に自分で作ったチーズで焼いてもらえるピザは、松岡さん特製のスモークチキンやトマトソースもトッピングされ、最高の味わいでした。

 

そして、午後はお土産品やステッカー、商品説明のポップに使えそうなデザインを考えました。まだオリジナルのステッカーがないというトラストさん。湿原センターさんに訪問される観光客の方でも、よく「ステッカーは売ってないの?」と聞かれるみたいです。

ミュージアムショップでも、ポップに統一感が無かったため、統一させ、空間にまとまりを持たせるべく、浜中町でもよく見かけられる“やちぼうず”をメインにしたデザインを考えました。

 

そしていよいよインターンシップ最終日。

最終日は、やちぼうずカフェさんにて、浜中町での着地型観光について検討しました。

浜中町での“遊び”の情報がまだまだ外に発信できていない状況、これを打開すべく、トラストさんは浜中町の自然を使った“遊び”に今後力を注いでいきたい、ということで“大人の修学旅行“をコンセプトに「チーズづくり体験×焚き火」や、「樹脂アロマキャンドルづくり×星空の下でホットミルク」など、10個ほどのアクティビティプランを考えました。

浜中町には、美味しい食材、そして幅広い年齢層に楽しんでもらえる自然や景観があるにもかかわらず、それらを十分に生かしきれていない、と私自身今回の滞在で強く感じました。私は大学1年生の時は、フェスやイベントといった非日常体験が好きでしたが、20歳を過ぎてからは日本の様々な景色を見て楽しむことができるようになったなあと感じています。浜中町は、大きな宿泊施設がないために、大人数の観光バスや学生の修学旅行を受け入れるのが難しいといいます。しかし、浜中町の方々はおもてなし精神が豊富で、交流することそのものが今回の滞在では一番充実したものになった経緯から、20代以上の少人数旅行をターゲットに、リピーター、つまり「浜中ファン」を増やすことが浜中町の現在の環境からは適切な観光のあり方ではないかと感じました。

今回、夕食の際には酪農家さんのご自宅に招いてもらったりと、浜中町の様々な方と交流させていただきました。人の意見に流されず、こだわりを貫いて浜中町のまちづくりに貢献されている個性豊かな人がたくさんいる、というのが正直な浜中町に対する感想です。

豊かな自然や食文化に加え、そんな素敵な方がたくさんいる浜中町、一度も訪れないのは勿体無い。私は今回インターンシップ生としての滞在でしたが、今回の滞在でお世話になった方々に会いに近々浜中町にまた遊びに来ようと思います。

EXPERIENCE REPORTインターン体験レポート

<風と土のナベタカ>昆布漁作業のインターンシップを体験してきました

<浜中漁業協力組合>昆布の梱包作業インターンを体験してきました

INTERNSHIP INFOMATION浜中町インターンシップ情報

昆布干しヘルパー

実施期間:平成31年6月10日~

昆布出漁時の昆布干し作業 ※昆布出漁時は昼食あり ※外国人不可